日々web解析ツールは進化していますが、その理由はいくつか考えられます。多くの人はインターネット上でのサイト競争が激しくなっており、これに打ち勝つために高度なweb解析が必要だからと考えがちです。もちろん、そういった目的から進化を遂げているツールもあります。しかし、それだけではなく、ユーザーのプライバシー保護の観点からも改良が加えられているツールが多いです。解析を行う上ではユーザーの情報を取得することになりますが、行き過ぎた収集は情報を取得される側を不快にさせます。近年ではプライバシーの保護に関する法などが整備されており、今後はますますそういった点に配慮したweb解析ツールが多くなっていくと予想できるでしょう。
Googleアナリティクスでできることには何があるのか
日本で最も普及しているアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」でできることは、ユーザー属性・足跡の追跡・利用状況・アクセス元・人気ページの5つです。ユーザー属性は年齢や地域、使用したデバイス、接続時間などで、これらを分析することにより予想したユーザーと実際のユーザー像のずれを確認できます。足跡の追跡では、ユーザーがいつ・どこから・何のページを見たかが追跡可能で、現在ユーザーが何人サイトを見ているか、何のページが見られているかなどを知ることができます。また、ユーザーが使ったデバイスとどこから訪れたかが分かるほか、どのページがよく読まれ人気があるかが分かります。これらのさまざまな指標を解析することで、PV数の向上やWebサイトの改善点を見つけ出すことが可能となっています。
アクセス解析ツールでできることを理解しよう
アクセス解析ツールはただ取り入れれば良いものではないです。十分に使いこなすためには、できることを知っておくことが大切だと言えます。まず、サイトの来訪者に対する理解を深めることが可能です。どういった目的で来訪したのか、どのくらいどのページに滞在したのか、他のページまで閲覧したのかなど様々な情報が収集できます。そして、収集した情報を踏まえることによってサイトの改善計画立案が可能となるでしょう。闇雲に手を加えるだけでは薄い効果になりがちですが、アクセス解析ツールの結果を考慮すれば適切な改善案が考えられるようになります。現状を正しく把握して目標を達成するために軌道修正することが可能です。アクセス解析ツールを用いれば、ユーザーを正しく理解してより良いサイトに変化させていくことができると知っておきましょう。